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     横浜開港150周年記念・黒船来航ジオラマ  其の一 其の二 其の三 其の四 其の五 フィギュア一覧
   

■建物の製作

接待所は当時の資料を元にしてプラ板で製作。おおまかな見取り図や図版が資料館にあったので、それ元に想像も加えて再現しました。

木造らしさを再現するために、プラ板を1本1本切り出して木の板を張り合わせたように接着。
それをパーツにして建物を製作しました。この効果は彩色をした時に現れます。
プラ板をけがいただけだと、のっぺりしてしまうものですが、この方法なら僅かな隙間や段差がそれらしさを演出してくれます。
塗装はMr.カラーでエアブラシ塗装をしてから、アクリル塗料で水彩風タッチで彩色。
透明感のある控え目な仕上がりになりました。
当時の横浜村は小さな漁村で、この場所に唯一あったとされる民家はプラモデルを使用。なにぶん作らねばならないものの数が膨大だったため、市販のキットで使えるものは出来るだけ使おうといろいろ探しまわりましたが、スケール的に丁度よいものもあまりなく、唯一使えたのがこの鉄道模型用のキットです。 
また人の集まる場所には必ずあったであろう屋台もプラ板で自作。
寿司に天麩羅、団子屋と5軒ほど製作しました。

ほかにも物見やぐらや電柱、輿など様々なものを製作。
電柱は当時最新のモールス通信機が献上され、
その作動実験のためにわざわざ電柱を建てたのだそうです。
建造物はすべてプラ板・プラ板を加工して製作しました。

■汽車の製作
当時ペリー提督は新しい蒸気を動力とした船の第一人者でした。そのためか蒸気機関車の模型を献上品として持ち込んでいます。これは絶対に作らねばと1/150スケールで再現してみました。

まずは車輪から製作しました。資料を探しても当時の瓦版のテキトーな絵しか見当たらず・・・そこで古い蒸気機関車の写真やいろいろな絵を見比べながら大体な感じで図案を書き、それに沿って進めることに。

車輪の軸はプラ板で、輪の部分はスカルピーで造形。キャストに置き換えて複製します。汽車のレールはサークルカッターで切り出して、枕木の部分は1本1本プラ板を切って円形に等間隔で配置します。地味な作業ですが慎重にやらないとこの具合が難しいのです。。。
その4へ続く 
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